今回も、NFT最新情報をお届けします。
今回は、5/12まで、東京ビッグサイトで開催されていた、ブロックチェーンEXPOについてお伝えします。
ブロックチェーンEXPO、東京ビッグサイトで開催
昨日まで東京ビッグサイトで開催されていた、ブロックチェーンEXPOに行って来た。
ブロックチェーン、 NFT、トークンなどの分野に取り組む企業や団体の展示会です。
どちらかというと、toB向けのイベントではありますが、今ブロックチェーンの最先端で事業開発をされている現場の一次情報を聞くとこができる場所なので、足を運んだ。
先に、感想から言っておくと、この分野で活躍している企業や団体でも、何が正解かは、全くわからないのが現状です。
皆様が口を揃えて言うことは、間違いなく、10年後には、みんなが使う技術であるけど、どうやって、世の中に広がっていくかは、わからないと言う声です。
同じ会場で、AI関連の展示会も行われていましたが、AIのブースの方が、明らかに熱量が高いです。
midjourneyやchat GPTの登場により、我々の生活の中に、AIが一気に入って来ました。
今まで、どこか遠いものだったAIが、誰でも使いこなせるものとなり、一般にも浸透して来た事により、開発に熱が入り、参加者も、AIに求めるものが明確となり、商談が進む。
目の前で繰り広げられていた光景です。
NFT、ブロックチェーンは、結局何が出来るの?
と言う、一般の人の問いに、答えられるものは、まだ生み出せていません。
そんな中で、印象に残るブースがあったので、紹介します。
CryptoLab✖︎JR九州
JR九州が始める NFTプロジェクトです。
この「JR九州NFT」プロジェクトは、JR九州とCryptoLabとのプロジェクト。鉄道業界初の試みです。
LINE NFTを活用した、デジタルコレクティブを行なっている事例は、すでに存在していますが、JR九州がやろうとしているプロジェクトは、それにとどまりません。
「JR九州NFT」プロジェクトでは、独自の販売サイトを運営し、魅力的なNFTコンテンツを提供するほか、「訪れる・乗る・利用する」ことに対して、その「記念」や「証明」となるNFTの配布を行うことで、お客さまと多様な接点を築くとともに、新しい価値や九州の楽しみ方の提案などが進められる予定です。
ただ、コレクションをするだけではなく、電車やバス、旅先のホテルや関連施設などで NFTコンテンツを取得する事ができ、保有する NFT コンテンツ及び数量等により、限定 NFT やサービス等の特典が受けられる仕様となる予定です。
そしてAstar Networkと呼ばれる日本発のパブリックブロックチェーンを利用することによって、他のブロックチェーンとの互換性を持たせることで、より自由度の高い展開が期待できます。
購入は日本円で出来、配布方法も、ウォレットカードをスマホにかざす方法でもアクセス可能です。
サービス開始時期は2023年7月予定しており 販売・配布するNFTの内容や方法、時期については決定され次第発表するとのことです。
Hash Palette『THE LAND 〜エルフの森〜』
NFT界で、必ず話題に上がるコンテンツがゲームです。
THE LAND 〜エルフの森〜とは?
『THE LAND 〜エルフの森〜』は農園生活をテーマにしたシンプルなゲーム性かつ持続的にプレイすることが可能な「Farming and Metaverse」をコンセプトにしたブロックチェーンゲームです。農園でのスローライフを、プレイヤー自身があたかも実際に暮らしているように体験することができます。さらに、メタバース上でのコミュニティを築くことや、現実社会のさまざまな要素との連携が可能になります。
ゲーム上の土地で、作物を作ったり、農場を拡大しつつ街づくりを進めながら、生産した作物を NFT化して取引ができたり、ゲーム内で、釣り大会などの各種大会を開催して、トークンや NFTを活用した形でのファーミングを楽しむ仕様となっています。
また無料で楽しめる仕様にもなっており、 NFTがわからなくても、ゲームとして楽しめる仕様になっています。
担当の方とお話しする中で、印象に残っているのが、いかに NFTに馴染みがない人にも、抵抗なく楽しんでもらえるゲームにするかと言う部分に気を使っていると言う、部分です。
NFTを活用したゲームではあるけど、 NFTを全面に押し出すのではなく、面白いゲームの中に NFTの要素が含まれている。
この答えを探っていると言う話です。
NFT🟰怪しい
このイメージが払拭されるまでは、しばらく時間がかかることが予想されます。
ゲームについても、もちろんですが、担当者の方の、生の声が聞けたことが印象に残りました。
NFTの使い方の答えはまだわからない。
他にも色々なブースに行きましたが、異口同音に担当者がおっしゃるのが
『答えがわからない』
と言う声です。
私自身は、 NFTプロジェクトをやっているわけではないので、答えがわからない世界を純粋に楽しんでいます。
ただ、事業として運営するためには、売上を出さないといけない。
そんな、 NFT事業者の苦悩を直接感じることができました。
色々な企業が NFTに参入を検討している中、先にコンテンツを作っている企業に、コンサルを求める様な場面もありました。
ここ5年以内に、何かのコンテンツがバズり、 NFTが、一般化していくことは、間違いない。
そのコンテンツは何かわからないけど、わからないことが、今の NFTの面白さです。
そのことが確認できただけでも、一日を潰して、イベントに行った甲斐がありました。
まとめ
一次情報に触れる大切さを、改めて実感した1日でした。
報道を通じてでは伝わらない現場の苦悩を感じることができたことが、いちばんの収穫です!
コメント